本の相談員の本棚

誰かが見てるかもしれませんが、 目的はメインブログのバックアップです。

2013年10月

紹介する本はこちらカエル

「自己啓発」は私を啓発しない (マイナビ新書)/マイナビ
¥872Amazon.co.jp
≪読むきっかけ≫
どこかのサイトでタイトルをみて、
凄く読みたくなり、図書館で借りてきました^^
(どこのサイトか覚えとけよ!)

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

人間関係に悩み、会社も業績不振、いっそ独立でもしようかと…
自己啓発セミナー・教材に600万円以上をつぎ込んだ!
「マグロ船流仕事術」で成功した著者が語る自己啓発にハマった日々。

≪気になる部分の抜粋≫
●人というものは基本的には「人」を見ておらず、「つくりあげてきた結果」
 でしか他人を評価しているんだと思う。
 世の中の多くの人の人物評は、
 「すごい結果を残している人」→「すごい人」
 「結果をまだ残していない人」→「普通の人」

 という具合になっており、天気予報で「もし、雨が降ったら
 今日は雨でしょう」と言っているくらい、役に立たない判断なのです。
 ですから、上司であろうが、友人であろうが、人が自分のことを
 「あなたはすごい」とか「あなたはダメだ」と評価する言葉は、
 すべて無視しているほうがいいと思うのです。
 大事なのは、褒められてもおごらず、けなされても気にせず、
 自分がやるべきことを淡々とやっていくことだと思います。

●仕事というものは、頭を使い戦略を練り、「どう買ってもらうか?」を
 考えるのが大事だと思い込んでいました。
 でも、今、経験を通して肝に銘じるようにしているのは「仕事は頭を使っては
 いけない」ということです。頭を使うとどうしても自分の思い込みや都合のいい
 解釈が入り込んできて、どこかお客様のことを忘れた、独りよがりの
 考え方になってしまうように感じています。
 むしろ仕事で大事なのは、「目」と「耳」を使うこと。すなわち、
 自分からアクションをおこすのではなく、お客様の反応をジーッと観察して
 喜んでいただいていることに関してはもっとやる。喜んでいただいていない
 ことは引っ込めるというような、受け身の姿勢なのだと思うのです。

●たとえば、すごく親切なライオンがいたとします。そのライオンが、
 足が遅いカメに「君、シマウマはこうやって狩るんだよ」と教えたところで
 役に立たないでしょう。自然界にはライオンもいますが、同じくカメも
 繁栄しています。生き方はまったく違いますが、どちらも自分にあった
 戦略で立派に生き抜いているのです。
 人間も同じように、人の数だけ自分の成功パターンがあり、私のやり方は
 私にしか合わないやり方です。
 つまり、セミナーで教えている内容は、「正しいか間違ているか」ではなく、
「自分に合っているか、合っていないか」という視点で聞かないといけない。

≪感想≫
いかがでしたか?

良かったですよ~この本^^
著者が怪しげなセミナーを受けた体験、ネットワークビジネスの勧誘を
受ける体験談など面白く読め、そして、後半にはそんな著者の主張が
随所に書かれており、中盤から後半は、付箋を貼りすぎて、3つに
絞る作業にかなり、てまどいました(^_^;)
1つ1つの抜粋の文章量もいつもより多くなったのですが、
これでも実は前後関係をバッサリ省略してますので、僕の思っている
意図通りに伝わらないかもしれません。
なので、エッセンス程度で、興味を持った方は是非、通読してください。

自己啓発もしすぎると、自分を磨くのではなく、自分を見失うことが
あると思います。自分はセミナーや本などで、一時期は磨かれたような
気持ちになりますが、3つ目の抜粋にあるように自分に合っているかどうか
を見極めて、合っていないもしくは違和感を覚えれば、
方向転換すべきなのではないかと思います。それが逃げているとか、
自分はダメだとは思わないようにしてほしいです。

本書で、ネットワークビジネスの体験談が出てくるのですが、
僕も20代前半で、いくつかのネットワークビジネスの話を聞きました。
これが、そのシステムを伝える人のプレゼン能力が素晴らしく、
早く始めて、ある程度のところまでいけば、自分もお金持ちになれるという
錯覚に陥るのです。。。
僕もいくつか聞いて、1つ2つはネットワークビジネスをやっていましたが
鳴かず飛ばずで、うまくいかないとそのシステムに不信感を抱き、
テンションも下がり、辞めていく・・・
今思えば、いい経験ですし、もう同じ話が来ても、きっぱり断れる
自分が居ます^^

少し、話がそれましたが、本書の話はゴールデンタイムでは
難しいですが、深夜枠ぐらいで、ドラマ化してもいい話だったと思います。
(深夜でも名作はたくさんありますよ~
 夢をかなえるゾウも深夜にドラマ化でしたからね^^)

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 何かを試し、うまくいったら自分の成功パターンのひとつとして記憶する
  失敗したら違うやり方を試して、成功を目指す
  優れた人がいたら嫉妬せず、真似できるところは真似する
  嫌な人がいたら、反面教師として活かす

≪最後に一言≫

★ この本、借りたけど、買おっかなぁ~♪

≪レビューを見る・購入する≫
「自己啓発」は私を啓発しない (マイナビ新書)/マイナビ
 


最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらカエル

部下のやる気を引き出す 上司のちょっとした言い回し―――聞き方・褒め方・頼み方・伝え方・叱り方.../ダイヤモンド社
¥1,470Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
著者の吉田さんより送って頂きました!
ありがとうございます^^

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫
相づちの打ち方・聞き方・褒め方・頼み方・励まし方・伝え方・叱り方――
シーン別にどんな言い回しをしたらいいか、また困った部下に対しての
効果的なひと言を、事例を交えて解説します。単にキーワードを
羅列したものではなく、その言い回しによって部下がどうなったのかも
紹介し、実際に応用しやすいものにしていきます。

≪気になる部分の抜粋≫
●褒めるなら、他の人の前で褒めよう
 ○「伊藤は、弊社でも3本の指に入る営業マンですので
   安心してお任せ下さい」
 ○「彼はパソコンが得意で、私もよく教えてもらっているんです」
 ×「何もできない社員ですが、ご迷惑をおかけしないように教育しますので」
 ×「何もできませんが・・・」

●一生懸命やったけど、失敗してしまった部下に
 ○「悔しいけど、次につながるよ」
 ○「あのがんばりは凄かった」(プロセスを見てあげる)
 ×「くよくよしても仕方がない」
 ×「そんなことぐらいで落ち込むな」

●他人に責任をなすりつける部下に
 ×「他人のせいにするな」
 ○「仮にあなたに少しでも責任があるとしたら、どんなことが考えられる?」
 ○「次回、このようなことが起こらないようにするには、どうしたらいいかな?」

≪感想≫
いかがでしたか?

今回、この本のいいところをアピールするために、抜粋もこのように
させて頂きました。この抜粋はそれぞれの小項目の見出し部分で、
この記述の後に、会話調での例や詳しい説明が書かれています。
詳細は本書にお任せします。

本書は「言い回し」というキーワードで書かれています。
要は、皆さんにも上司部下に関わらず、夫婦、友達、恋人などの
関係で経験があるかと思いますが、

「そんな言い方しなくても」「そんな言い方せんでも(関西弁)」
と言いたくなるような一言ってありますよね?
そこに焦点を当てて、仕事上で出てくる会話で、同じ内容でも
言い回しで違うと学ばせてくれるんですね^^

ブログのコメントでもありませんか?
最近、ありがたいことにコメントもたくさんいただけるようになり、
僕も出来るだけ言い回しに気をつけているつもりです。
(つもりかいっ!)

やはり、コメントは会話と違い、表情が見えないので、
細心の注意を払わないと、こちらの意図と違った形で
受け取られることがあると思います。

なので、僕はできるだけ「!」「^^」など感嘆詞や顔文字を使うことで
そのコメントに表情を付けています。
こうはいってもまずは交流する中での信頼関係が築けないと
ちょっとした一言に「引っかかったり」「傷ついたり」「腹立ったり」など
あると思いますね(^_^;)

信頼関係が出来るまではコメントは慎重にしないと・・・

というわけで、みなさんも「言い回し」に気を付けたいって方は
本書をぜひ!上司部下のビジネスに限らず、役に立ちますよ!!!

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 思い込みを捨てる

≪最後に一言≫

★ やっぱりただの誹謗中傷コメントは辛い・・・(経験者語る)
建設的な反対意見はいいんですよ^^

≪レビューを見る・購入する≫
部下のやる気を引き出す 上司のちょっとした言い回し―――聞き方・褒め方・頼み方・伝え方・叱り方.../ダイヤモンド社
 

最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらカエル

リーダーの基本/かんき出版
¥1,365Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
著者の横山さんより送って頂きました!

ありがとうございます^^

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

日本が高度成長時代は、親分子分の上下関係が成り立ち、
少々理不尽な上司や誰がリーダーでも会社や組織は成長していきました。
しかし、これからの低成長、価値観の多様化する時代においては、
スター性やカリスマ性よりも、人間的魅力が必要になります。

≪気になる部分の抜粋≫
●部下を育てるには、時間も手間もかかります。自分で考えて修正し、
 成長していける部下もいますが、手をかけてあげないと自分では
 軌道修正できない部下もいます。
 どんなに有能な上司でも、すべての部下の能力を上げることはできません。
 本人にやる気がなければ変えることは難しいでしょう。
 ただし、最低限、本人に自覚させる義務は上司にあるのです。

●自信のない言葉は、そのまま自信のない行動につながります。
 たとえば、リーダーが「忙しい」を連発する部署の部下は、
 同じように「忙しい」を連発しています。リーダーに言い訳をする
 癖があると、部下も言い訳をするようになります。
 実は、リーダーの自信のなさが浮き彫りになるのは言い訳をする時です。
 言い訳は失敗したときの自己防衛になりますが、潔くありません。
 リーダーは常に前向きで堂々とし、部下が頼れる余裕を持つことが
 理想です。失敗しても言い訳をせずに原因を探し、反省すれば
 必ず次につながります。

●私たちが遭遇する難題は、過去にも同じように起こっています。
 どんなに文明が発達しても人間心理は不変だからです。
 読書は問題解決のための重要なヒントを与えてくれます。
 みなさんも考える癖をつけて人間力を高め、成長し続けましょう。

≪感想≫
いかがでしたか?

リーダーの基本、まさに正統派なタイトルですし、
横山さんらしいわかりやすく、実直な作品でした^^

最近、リーダーに関する本の献本が続き、
内容がカブる部分も見られました。
カブるということはそれだけ大事なことで、
リーダーとして基本的に備えておかないといけない資質なんでしょうね。

今、新規事業の立ち上げに関わり、
小さな買い物から人の動き、建物の進捗具合、
お客様の獲得など忙しく動いております。
事業が動き出すと、リーダー的な役割を担うでしょうから、
ここ最近の作品のエッセンスを活かして、できれば
イケてるリーダーになりたいです!(あいまいな表現(^_^;))

今回、この作品は、「見出し」があって、「説明」や「たとえ」があり、
最後に3つのポイントを明示してくれているので、
3つのポイント部分をサラサラと眺めるだけでも
予習・復習になるオススメの1冊です。
リーダー的、立場の方や将来的になりたい方は読んで損なし!!

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 加点法で評価をつける

≪最後に一言≫

★ テクニックに走らないように~走る人DASH! 

≪レビューを見る・購入する≫
リーダーの基本/かんき出版
 


最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらカエル

「夫婦」はもっと仲良くなれる---「離婚」の前に考えたいこと・できること/河出書房新社
¥1,470Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
何かで著者の他の書籍からこの書籍に興味を持って
読んでみました!

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

恋愛・結婚・夫婦問題の専門カウンセラーが贈る「夫婦の絆」を
取り戻すための処方箋。

≪気になる部分の抜粋≫
●夫婦関係がうまくいかなくなるのは、大きく3つの
 要因が絡んでいると考えています。
 ①育った環境
 ②外的要因
 ③コミュニケーション不全

●両親がケンカをしているとき、子どもは「夫婦ゲンカをしているな。
 ボクにはわからない大人の理由で」とは考えません。
 「両親がケンカしているな。ボクのせいで」と感じてしまうのです。
 別に大人が「お前のせいでケンカになった」と口にしたわけではありません。
 ただ、子どもは自分が世界の中心ですから、身の回りの出来事すべてを
 「自分」に結びつけて考えてしまうのです。

●父親を敵視するように育てられた子どもは、心に大きな傷を残します。
 あなたの子どもが女の子であれば、男性観がゆがみ、男子不信に
 陥るかもしれません。男の子であれば、「男らしさ」が何かを見失ったり、
 自分が父親になったときの振る舞い方がわからなくなったりする
 かもしれません。

≪感想≫
いかがでしたか?

基本、奥さん(妻)向けの本です。
でも夫側の立場でも十分、参考になる部分が多いです。

本書では「困った夫」として、いろいろなケースがあげられ、
そのケースごとに著者なりの対処や考えが書かれています。

最悪、「離婚」や「別居」という選択もあるが、そのまえに
できることや考え方のクセを直すことで、やり直しができるのでは?

と本書を通じて思いました。

やはり夫婦関係、僕も9年近くなりますが、
それなりに山あり谷ありでした。
でも離婚というというところまでいかないのは、
子どもの存在、相手への思いやり、コミュニケーションだったと
思ってます。

子どもの存在はもういるだけで二人の結晶だし、
相手への思いやりはお互いが尊重し合い、
どちらがエラいというわけでなく、どちらもエラい、
(この偉いは西日本方面での「しんどい」という意味も含む)
コミュニケーションは僕自身、まだ少ないかな?と感じてます。
僕の方から話す、話を聞くというのが不足していると思ってます。

スピード婚やスピード離婚などありますが、
短期間でわかることもあるでしょうが、時間をかけて
分かり合えることもあるような・・・

みなさんはどうでしょう?

ここらへんは価値観によって違ってくるかもですね^^

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 「強要」ではなく「要求」してみる

≪最後に一言≫

★ 結婚して、もうすぐ9年かぁ~

≪レビューを見る・購入する≫
「夫婦」はもっと仲良くなれる---「離婚」の前に考えたいこと・できること/河出書房新社
 

最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらカエル

ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント/日本実業出版社
¥1,890Amazon.co.jp
≪読むきっかけ≫
著者の藤田さんより送って頂きました!
ありがとうございます^^

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

セルフ・マネジメント、マーケティング、イノベーション、会計、組織、IT、
コミュニケーション…。自分がかかわる人の強みと創造性を引き出す
本当のマネジメントによって、経営学を使いこなすことができる。
ドラッカーが創設したマネジメントスクールで
今でも受け継がれている「マネジメント」

≪気になる部分の抜粋≫
●自分自身の内なる感情や情熱が閉じ込められ、自分の強みが
 活かせていない場合にはどんなに美しい言葉で語ったり、見栄えのよい
 プレゼンテーション資料を準備しても、「その人自身の思い」が
 感じられません。表現を変えれば、非常に性能のよい「機械」が話している
 ような印象を受けることもあります。話の内容に感心することはあっても
 「感動」することは少ないのです。それでは、組織全体を動かすエネルギーは
 生まれてきません。感動によってこそ、人は“自発的に”動くのです。

●5人のチームであれば6人以上の力を、10人のチームであれば
 11人以上の力を引き出すことがマネジメントの役割となります。
 そのためにも、マネージャーがまずその目的を明確にし、全員の
 視点をそこに合わせることが必要です。目的が合っていない組織は、
 相乗効果を生み出すことができません。

●イノベーションも、リーダーシップも「新しいことをする」人が偉いように
 思われがちですが、それは違います。まず「棄てる、やめることを
 決められる」人が真に創造性あるリーダーです。みなさんの周りでも、
 本当に部下から頼られているリーダーというのは、勇気をもって
 「これをするのは止めて、こっちに集中しよう」と言える人ではないでしょうか。

≪感想≫
いかがでしたか?

「ドラッカー」「マネジメント」、そしてそこそこのボリュームがあります。
この部分だけ見ると、ちょっととっつきにくい印象の書籍だと思われます。
がしかし!これが読みやすいんですよ~
読みやすいというと、単純に文字数が少ないと思われるかもしれませんが、
文字数、ページ数はしっかりあります・・・
なので、ここで言う読みやすいとは、読み進めやすく、文字数やページ数が

ある程度あっても、苦にならないということです。

この部分に関しては、著者の藤田さんの力量からなるところでしょうね。

ドラッカーの言葉を引用しながら、わかりやすい物語風の話に
当てはめて、説明してくれるところが、読みやすさを倍増してくれてます。

本書にも書かれているのですが、「マネジメント」という言葉を聞くと、
「管理」という言葉が思い出されるかもしれませんが、
本書というよりはドラッガーは「創造」だと言っています。
「創造」ということであれば、人の弱みではなく強みを組織化しない
ことには、創発は生まれないと書かれています。

ドラッガーの本を読んで、少し難しく感じた方、
今までにドラッガーの本を読んだことがない方には
オススメの1冊ですよ^^

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ マネージャーは「昨日」を守ることに時間を使いすぎてはいけない。
  「明日」を創造することにもっと意識を向けなければならない。

≪最後に一言≫

★ ちょっとドラッガーにハードルの高さを感じていたけど、
   軽すぎず、重すぎず、とてもいい本だったな~

≪レビューを見る・購入する≫
ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント/日本実業出版社
 

最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

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