本の相談員の本棚

誰かが見てるかもしれませんが、 目的はメインブログのバックアップです。

2014年04月

紹介する本はこちらピヨ

本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことができる/宝島社
¥1,296Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
タイトルが気になり、図書館で予約して借りました^^

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

著書累計120万部超の文筆家・千田琢哉は、大学時代4年間だけでも書籍購入代が1000万円を超えるほど本を読んできました。そして現在では、その読書量は膨大なものとなりました。そんな著者が選んだ、今の厳しい時代を生き抜くための25冊を紹介します。「仕事とは何かを知る」「お金と成功の仕組みを知る」「残酷な社会の目利きになれる」「世の中の真理を教えてくれる」など、テーマごとに徹底紹介します。

≪気になる部分の抜粋≫
●人は直感で「このままでは幸せになれないな」とわかるようになている。
 わからない人は、自分に嘘をついて気づかないふりをしているだけだ。
 自分の心の声に素直に耳を傾けるということは、幸せな人生を獲得
 するために避けて通れないのだ。
 自分に嘘をついて騙し騙し生きた人生より、自分に素直に生きて失敗した
 人生のほうがずっと幸せだ。

●技術は教えられるが才能は教えられない
 「もっとがんばります!」「死ぬ気でやります!」と叫んでいるうちは、
 永遠にプロにはなれない。
 努力なんてして当たり前だし、努力を意識している時点で才能がないのだ。
 自分の努力を語りたがっているうちは、才能は皆無だと断言していい。
 そして厳しいことに、才能の有無は自分で最終判断を下すしかないのだ。
 「私には才能があるのでしょうか?」「これは私に向いていないのでしょう
 か?」と他人に聞くのではなく、自分でそう感じたらただ黙って去ることだ。

●あなたの現在は、過去のあなたが選択し続けてきた集大成というのだ。
 「どの学校に進学しようか」「どの会社で働こうか」「誰と結婚しようか」と

 いった決断の集大成が現在だ。
 自分の頭の仲で考えてきた結果が、人生を創り上げている。
 未来も同じだ。 今から決断した結果が、未来をそのまま創り上げていく。
 「こんなの自分が望んでいた人生とは違う」というのは嘘だ。
 妥協の決断をしてきた人には、お似合いの妥協の未来が
 待っているというだけの話だ。

≪感想≫
いかがでしたか?

凄いペースで出版されている千田さんの本です^^
久々に千田さんの本を読んだんですが、やはりいいですね!

本書は千田さんが厳選した25冊を
5つのカテゴリーに分けて紹介しています。

分野はバラバラで、伝記や方丈記、くまのプーさん、
ドラッガーに松下幸之助などなど多岐にわたります。

シンプルに行間も広めで読みやすいと思いますし、
自分が読んでこなかった本もこの書籍を通じて
読んでみると、「読みたくなります^^」
やはり本を読みこんだ千田さんならではの
成せる技なのでしょうか(^_^;)

抜粋箇所もいくつも候補があるんですが、
響きに響きまくった部分を3つ選んでみました。

その中でも3つ目の現在の自分は、
すべて自分の過去の選択から成り立っている。
ということは、現在の選択が未来を作るということですね。

これには、かなり胸を打ち抜かれた感じでした。。。

本から抜き出した文章を千田さんなりに
補足説明されているんですが、これがいいです!

読書習慣のない方も、ぜひ、お勧めできる1冊です^^
気になれば、原書も読んでいくと効果が上がると思います。

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ しがみついているその手を放した瞬間、人生が変わっていく

≪最後に一言≫

★ 小さいことにクヨクヨするなを読み返そう!!

≪レビューを見る・購入する≫
本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことができる/宝島社
¥1,296Amazon.co.jp


最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらピヨ

世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書/扶桑社
¥1,080Amazon.co.jp
≪読むきっかけ≫
扶桑社さんより送って頂きました^^
ありがとうございます!

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

人気ウェブサイト「デイリーポータルZ」の編集長であり
ベストセラーシリーズ『死ぬかと思った』の著者である
インターネット界の奇才・林雄司が放つ“ゆるビジネス書"
なるべくラクして仕事したいすべての社会人におくる、
最小限の努力で仕事ができる(ように見える)、
77の裏技メソッド!「ペリーの開国提案書」ほか、
ウェブの人気記事も多数掲載!

≪気になる部分の抜粋≫
●プレゼンでは笑ってる人だけを見る
 プレゼンをしていると、ひとりぐらいやたらとウケてくれる人がいる。
 その人をよく見るようにする。間違ってもムスッとしている人は
 見ないようにする(といっても目に入っちゃうんだけど)。≪中略≫
 知り合いが会場にいるときは、正直に「よく笑ってください」と頼んでいる。
 ひとりが笑うと会場が温まって他の人もつられて笑う。
 イベントでは自分の前の人のプレゼンで大いに笑うようにしている。
 その人が話しやすいようにという気持ちもあるが、実はその後に
 しゃべる自分のためである。

●お詫びメールにはコツがある
 ・「ごめんなさい」を効果的に入れる。
 「すみません」「申し訳ありません」「お詫びします」など硬い。
 謝ってはいるが、定形の文面っぽさが出てしまう。
 そこで口語の「ごめんなさい」を混ぜることでリアリティが増すと思う。
 ・慌てる
 「す、すいません!急いでお見積りをお送りいたします」
 慌ててる感じを出してみた。怒りに取り乱しているように見えないだろうか。
 しかし冷静に考えれば、「す、すみません」と打っているわけで慌てている
 どころか、そこにあるのは「慌ててる感じをだしてやろう」という計算です。
 ≪改善策≫「すみませn急いでお見積りをお送りいたsます」

●両親に説明するように書く
 ライターには自分の両親に説明するぐらいの分かりやすさで
 書いて下さいとお願いしている。子どもがいる人には子どもに
 説明するぐらいがいいと思う。
 書きたいことを書くと、ついわかっている人を相手にした書き方に
 なっているときがある。専門用語は使わず、わかりにくい部分は
 「自動車で言えばエンジンがすごい」など比喩表現を使ったほうがいい。
 子どもにもわかるようにといっても、全部ひらがなで書くとか
 そういうことではない。

≪感想≫
いかがでしたか?

読む前から面白いんちゃうかな~って感じが表紙から醸し出されていました^^
読んでみてもその感想は変わりませんでした(^_^)v

抜粋は77ある裏技の3つのうちの一部なんですが、
読まれてみてどうですか?面白くないですか?

1つの抜粋は、プレゼンに限らず、会議での発言でも
「よく頷く人」を僕もよく見てしまいます(笑)
だって、話し易いですから^^

2つ目の抜粋はお詫びのメールのコツとしていくつか
挙げられているんですが、そのうちの2つです。
「すみませn急いでお見積りをお送りいたsます」
これは僕の打ち間違いではないですよ~
「n」や「s」が変換されていない部分が慌てている感じを出している
ということですが、ふざけていると思われるかもしれませんが、
こういう方法があるって思いつく発想が僕はすごいなぁって
感心してしまいました^^

3つ目は読んでそのままですが、
僕も業務上の説明をお客様にする時に
分かりやすい例えや言葉を使うように心がけていますが
それでも伝わらないこともあります。
専門用語をや略語をひけらかして、
優位性を保っている店員や営業マンもいますが、
それはどうかと思いますね、ただの自己満足ですよ。

著者はベストセラー「でご存知の方も多いかもしれませんが、
「死ぬかと思った」という本の著者です。
死ぬかと思った(1) (アスペクト文庫)/アスペクト
¥514Amazon.co.jp
ご存知ない方、重い本ではないですよ~
いろいろなシリーズが出ています。
気になる方は読んでみて下さい。
僕の嫁はこのシリーズが好きで笑いながら
読んでいるのを過去にみたことがあります^^

そして、著者は「デイリーポータルZ」の編集長です。
デイリーポータルZは → こちら
覗いてみて下さい、面白いですよ^^

本書は、たしかにゆるいんです。
でもゆるさの中に、ビジネスの本質を感じることもあります。
ゆるさゆえに、ふざけているのか!と思う方もいるかもしれませんが、
硬い本はハードルが高いですよね?
そして、タイトルでも始めから、普通の人にそこそこ役立つと
ちゃんと説明しているのが素晴らしいですよ^^

ぜひ、手に取って、体感して下さい!!

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 努力を禁止する

≪最後に一言≫

★ この本のタイトルが的を射ている^^

≪レビューを見る・購入する≫
世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書/扶桑社
¥1,080Amazon.co.jp


最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらピヨ

勝てる野球の統計学――セイバーメトリクス (岩波科学ライブラリー)/岩波書店
¥1,296Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
前から気になっていたので、図書館で借りました^^

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫
送りバントは有効な作戦でないなど、統計学の手法で従来の
野球のセオリーを覆したセイバーメトリクス。メジャーリーグでは
チーム強化に大活躍だ。このセイバーメトリクスで最も重要な
選手評価法について、日本プロ野球の最新データを駆使して解説する。
ひいきやライバルチームの戦力分析にぜひ備えておきたい1冊。

≪気になる部分の抜粋≫
●得点期待値
 無死一塁(0.821)から1死2塁(0.687)
 1死1塁(0.449)から2死2塁(0.321)
 無死1・2塁(1.417)から1死2・3塁(1.335)
 1死1・2塁(0.905)から2死2・3塁(0.586)
 無死2塁(1.040)から1死3塁(0.919)
 どの状況をみても、送りバントを成功させた後の得点期待値が
 下がっており、アウトカウントを増やすことは攻撃側にとって
 リスクであることが分かるだろう。(中略)
 少なくともまだ試合の大勢が決していない序盤、無死1塁で
 2番打者が送りバントというシーンは減っても良さそうだ。

●セイバーメトリクスをもっと深く勉強したい方には、しっかり統計学の
 基礎を学んでいただくことをお勧めする。統計学といえば敷居が高く
 感じる方も多くいらっしゃることだろうが、いきなりそのような高みから
 入る必要はない。(中略)
 「データから何を知ることができるか」という統計学の下地ができ、
 分析に必要な道具を身に付けることができれば、みなさんにも
 新たな発見ができることだろう。

≪感想≫
いかがでしたか?

野球に興味のない方はこの後の感想部分も退屈かと思われます(^_^;)

興味深く読み進めながらも、数学の教科書を見ているような
複雑な公式がたくさん出てくるのも事実です^^

さて、本書では守備の貢献度を測るUZRという値が示されています。
この値に照らし合わせると、なんと、2012年のセリーグのサードは
ヤクルト宮本慎也よりも広島堂林翔太の方が実は貢献しています。
堂林といえば「エラー」が代名詞のような感じで、宮本と言えば、
守備の名手ですよね。しかし、この値では、堂林が上回っています。
詳細は本書をお読みください^^

そして、WARという総合的な勝利への貢献度を示す値があるんですが、
2013年のセリーグはやはり60本のホームランを打ったバレンティンが
トップなんですが、2位にどうポイントで巨人の阿部と阪神の鳥谷が
ランクインしています。「え?鳥谷?」と思う方、野球通ですね~
しかし、その上を行く野球通なら鳥谷のフォアボールでの出塁率まで
考えて、2位に入るのも当然と思うかもしれません(^_^;)

そしてそして、ビックリなのが、2013年パリーグのWARですが、
24勝0敗の楽天の田中だと思いますよね?
誰でもそうだと思います!
しかし、いろいろなデータから割り出した結果は
西武の浅村が1位なんです!これはいくらなんでもビックリしました~

これらの詳細な情報や根拠は本書をお読みくださいね^^

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ データから選手の良し悪しを判断してみる!

≪最後に一言≫

★ 現タイガース監督さん、何でもかんでも送りバントは
  考えものみたいですよ~この本、送りつけたろか!!(笑)

≪レビューを見る・購入する≫
勝てる野球の統計学――セイバーメトリクス (岩波科学ライブラリー)/岩波書店
¥1,296Amazon.co.jp


同じ著者のほかの本も統計学を元にしているようです^^
興味のある方はお好きなタイトルを購入してみてください!!
本当は強い阪神タイガース: 戦力・戦略データ徹底分析 (ちくま新書)/筑摩書房
¥799Amazon.co.jp
9回裏無死1塁でバントはするな(祥伝社新書234)/祥伝社
¥821Amazon.co.jp
プロ野球のセオリー (ベスト新書)/ベストセラーズ
¥926Amazon.co.jp


最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらピヨ

蔦重の教え/飛鳥新社
¥1,728Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
本が好き!という書評サイトで当選しました!
ありがとうございます^^

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

55歳、依願退職願いを強要された人生がけっぷちのサラリーマン、武村竹男(タケ)がお稲荷さんの怒りを買い、タイムスリップして転がり込んだのは、「写楽」や「歌麿」を生み育てた江戸時代の出版界の風雲児、蔦屋重三郎(蔦重)のところだった!23歳の青年に若返った状態で蔦重に拾われたタケは、時代の寵児となる絵師たちと親交を重ねながら、蔦重に叱咤激励され、ものづくり、商売、ひいては人生の極意を学んでいく。彼の言う「成功の本質」とは必ずしも口当たりの良いものだけではないけれど、なぜか心に引っかかるものばかりで―。江戸時代に一世を風靡した破天荒プロデューサーから生き方と商売の極意を学ぶ、時空を超えた実用エンタテインメント小説!

≪気になる部分の抜粋≫
●「蔦重はあなたに『何かできないか?』ではなく、『何ができるのか?』
 と聞きました。似ているようで、この2つの質問は微妙に意味合いが
 違って参ります。『何かできないか?』ですと、できないことが前置きに
 なりますが、『何ができるのか?』はできることが前置きになります」
 「どういうことでしょう?」
 「『何ができないか?』と聞かれたら、『できません』と堂々と答えることが
 できますが、『何ができる?』と聞かれて『できません』とは答えづらいでしょ」
 「確かに。できないことが申し訳ないような気になりますね」
 「その通りでございます。つまり蔦重はあなたに、『できる』という期待を
 かけて問いかけたわけですから、あなたは期待に応えるべく、なんとか
 しなければと思わされてしまったのです」

●「まずは聞けや。てめえの道をてめえで塞いでどする?“でも”とか
 “しかし”なんて言っている奴は、金言を逃すし、人様に可愛がって
 もらえねえぞ。知っている話や納得できない話でも、ひとまず“なるほど”
 って聞いてから判断したって遅くねえだろうが」

●信用や信頼は一方通行でも成立するわけか。
 自分が相手を信用するかどうかではなく、相手の信用に報い続けて
 いれば信頼される。考えてみれば、世の中“カリスマ”と呼ばれている

 人などは皆、そうかもしれない。こちらはカリスマの実力を信頼している
 けれど、自分がカリスマに信用されているかどうかなんて考えてもしない。
 カリスマはあくまで崇め奉るものであって、むしろ、同じ土俵にいられては
 価値が下がる。

≪感想≫
いかがでしたか?

なかなか分厚くて読み応えはありました。
設定としてありえないですが、冴えないサラリーマンが
江戸時代にタイムスリップしてしまい、蔦屋重三郎に出会い、
いろいろなことを教わるわけですが・・・

テルマエロマエの日本版?
夢をかなえるゾウの時代劇版?
という感じもしますが・・・
出版社は「夢をかなえるゾウ」と
同じ飛鳥新社ですが、偶然でしょうか^^

本書のやさしいところが
巻末に「蔦重」の教えをまとめてくれているところです!
・付加価値を高める

・気の合わない人間ほど丁寧に接する
・人は得意なことで失敗する
・わざと厳しく叱る
・恩送りをする
・時代の流れに気を配る
などなど実際にはもっとたくさんありますので、
時代小説を楽しみながら、自己啓発もできちゃうという
お得な1冊です^^

時代劇とか歴史物は詳しくないですが、
江戸時代ってこんな感じなんかなぁ~って
思いながら読ませてもらいました。
描写もしっかりしている印象です^^

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 物事を逆から考える

≪最後に一言≫

★ 蔦重よりはガネーシャが好きやわ~

≪レビューを見る・購入する≫
蔦重の教え/飛鳥新社
¥1,728Amazon.co.jp



最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

紹介する本はこちらピヨ

乱読のセレンディピティ/扶桑社
¥994Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
扶桑社さんより送って頂きました^^
ありがとうございます!

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

「一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは
偏見である。ゆっくり読んだのではとり逃すものを、風のように速く
読むものが、案外、得るところが大きい」という著者は、乱読によって
思いがけないものを発見する能力〈セレンディピティ〉が起こることを
教えてくれる。「本は身ゼニを切って買うべし」「知識と思考」など、
「知の巨人」が思考を養い人生が変わる読み方を伝授 !

≪気になる部分の抜粋≫
●本を読んでものを知り、賢くなったように見えても、本当の人間力が
 そなわっていないことが多い。年をとる前に、知的無能になってしまうのは、
 独創力に欠けているためである。知識は化石みたいなもの。
 それに対して思考は生きている。
 知識、そして、思考の根をおろしているべき大地は、人間の生活である。
 その生活を大切にしない知的活動は、知識の遊戯でしかない。
 いくら、量的に増大しても、生きていく力とのかかわりが小さい。

●短い時間で、新聞を読むには、見出し読者になるほかない。
 見出しだけなら1ページを読むのに1分とかからない。これはと思うのが
 あったら、リードのところを読む。それが面白ければ、終わりまで行く。
 そんなおもしろい記事が2つも3つもあったら嬉しい悲鳴をあげよう。
 見出しで、記事内容を推測するのはかなりの知的作業であるが、
 頭のはたらきを良くする効果は小さくない。
 新聞は乱読の入門テキストとしてうってつけである。
 
●一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは
 偏見である。ゆっくり読んだのでは取り逃すものを、風のように速く
 読むものが、案外、得るところが大きいということもあろう。
 乱読の効用である。本の数が少なく、貴重で手に入りにくかった時代に
 精読が称揚されるのは自然で妥当である。しかし、いまは違う。
 本はあふれるように多いのに、読む時間が少ない。そういう状況に
 おいてこそ、乱読の価値を見出さなくてはならない。

≪感想≫
いかがでしたか?

外山 滋比古さんといえば、「思考の整理学」という本がまずは
思い出されるかと思います。なんせ、東大生に一番読まれたという
あの帯のキャッチコピーは有名ですよね。
で、僕も読んでみたのですが、見事に撃沈しました・・・
読んでいる途中で意味が分からなくなったんですよ。。。

という経緯もあったので、本が送られてきたときに
帯には「思考の整理学」読書版!って書かれているじゃないですか~

タイトルからして、「セレンディピティ」ってなんやねん!!!って感じ
でしたから、撃沈の予感が漂うなか。。。
読みこなせるのか不安を持ちながら、読み進めていきました。

結果としては、「面白かったです^^」
読書が好きだということが功を奏したのかもしれませんが、
独特の考えが展開されますが、非常に興味深く読み終えました。

では、「セレンディピティ」とは、何ぞや?
・探しているものではない、思いがけないことを発見する能力
ということです。

3つ目の抜粋に乱読=速読のような記述がありますが、
僕は速読というよりは、ジャンルに偏ることなく、あれもこれも
読むのが、「乱読」かと思っていました。
単純に「多く読むこと」という意味があり、速読という言葉が近いですね(^_^;)

要は、乱読によって、思いもかけない本との出逢い、知識との出逢いが
あることで、新しい自分や考え方の発見が湧き出てくると僕は理解しました。

タイトルからして、少し小難しいイメージは
あるかもしれませんが、コラム集のような感じの構成なので
比較的読みやすく感じました^^

乱読でセレンディピティを獲得したいと思う方、
オススメですよ(^_^)v

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 夜更かしよりは朝の生活の方がいい

≪最後に一言≫

★ 外山さんって、1923年生まれ!もう90歳超えているんですね!!!

≪レビューを見る・購入する≫
乱読のセレンディピティ/扶桑社
¥994Amazon.co.jp


最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>

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