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生活相談員―その役割と仕事力/雲母書房
¥1,785Amazon.co.jp
≪読むきっかけ≫
タイトルそのものの「生活相談員」に4月からなりましたので、
今一度、自分に求められる役割を知ろうと、新刊で購入しました。
≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫
多様なニーズに対応しなければならない相談員は、
今後も地域連携という業務領域を拡大しながら、
その期待に応えていかなければならない重要な職種です。
この本は、現業に迷っている相談員、そしてこれから
生活相談員やソーシャルワーカーを目指そうと大志を抱いている
入門者(学生さん)に向けたテキストです。
≪気になる部分の抜粋≫
●相談員業務にはさまざまな経験がなければ習得することが難しい
部分があります。価値観や人生観ぼ違う利用者一人ひとりと向き合い
相談援助を行うことで、初めて業務を理解することができるのです。
●相談員は、自分のパーソナリティによって、相談業務が向いているとか
向いていないとか、その適正を決めつけてしまうのではなく、
自分がどのような性格で、相手をどのように捉えてしまう傾向があるか、
を理解しておくことが大切ではないでしょうか。
人は誰でも、自分と同じ価値観や性格の人とは気が合い話も弾みます。
しかし、自分を否定したり正反対の意見を言う人に好感を持つことは
難しいでしょう。これは私たちが自分を中心に他者を見ているからです。
●相談員の役割は、利用者個々のことを掘り下げ、そのニーズを把握し、
他職者へつなげていくことです。施設では個別ケアが展開されていますが、
一方で数十人をひと括りにした「利用者」という職員が陥りやすい見方を
してしまうことがあります。そのままケアを行ってしまうと、いつのまにか
利用者が一人の人として生活を送っているというごく当たり前のことが
分からなくなってきます。そこで、個別性の視点を忘れないようにするのが
相談員の役割になります。
≪感想≫
いかがでしたか?
ちょっと介護の仕事をしていない方にはピンとこないかもしれません。
僕は、まさに高齢者施設の生活相談員をしています。
前職でも、デイサービスの生活相談員をしていましたが、
施設となるとまた、質が違うなぁって、感じています。
デイサービスは在宅サービスとなりますので、お預かりするのは、
朝から夕方ですが、施設は生活そのものを支援していますので
1つ1つのニーズや相談内容が深いかと思います。
(もちろん、デイサービスの相談員も大変ですよ)
生活相談員は、「施設の便利屋」と称されることがあります。
ホントに守備範囲が広くて、家族や利用者の相談や助言、
ボランティアや地域との交流、介護の現場のフォロー、
病院受診などの送迎、施設の電球を変えたり、壊れた物の修繕などなど
相談業務という専門性が求められる反面、なんでも屋や便利屋となる
部分があります。ただ、何でもやれることは、施設の運営のカギを
握っているという視点で取り組めば、重要な職種であると思います。
ただ、「便利屋」「なんでも屋」が安請け合いしすぎて、
自分の通常の業務に支障が出る相談員もいるのではないでしょうか?
まぁ、僕もそんな感じですし、どこまでやらせるねん!って思うぐらい
上司はどんどん仕事を振って来ます。
なので、そんな状況をみて、陰で助けてくれる事務の方や他職種の方々が
僕の周りにはいますので、心強いです。
でも、上司である施設長に、認めてほしいですね(^_^;)
指摘ばかり、不慣れな仕事を次々振られるばかりでは
気持ちが滅入りますし、期待しているよ!という信号を
うまく送ってほしいなぁ~~~(願)
最後は個人的な部分が色濃く出てしまいましたね・・・
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◆ 相談員に必要な7つの仕事力
①自己管理力②時間活用力③総合調整力
④発想力⑤実行力⑥企画力⑦洞察力
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生活相談員―その役割と仕事力/雲母書房
最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>
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