統合失調症がやってきた/イースト・プレス
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≪読むきっかけ≫
信州の天使よりプレゼントとして頂きました^^
ありがとうございます!!
≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫
人気絶頂の最中、突如姿を消した一人の芸人―。統合失調症という病に襲われたハウス加賀谷の半生と、「松本ハウス」復活までの軌跡が、相方・松本キックの視点を交えて、いま明かされる。
≪気になる部分の抜粋≫
●大嫌いな自分を認めてほしいから頑張る。
頑張ると認められ、評価されていく。
認められるほど、自己否定は強大になっていく。
この悪循環が化け物になって、心に巣食い、夜も寝かせてくれない。
僕は最悪の道を歩んでいた。
●人を怨む、世間を呪う「負の力」で生きていたぼくは、負の恩恵しか
授からなかった。自分以外を攻撃することで、正当化し、作り上げた
自分はもろい。調子を崩すと待ったなしに、自分を殺せと牙をむく。
暴れだした「負の力」は手がつけられなかった。自分1人では
どうすることもできなかった。ようやく自分の愚かさに気づいたのは、
入院して一歩引いたところから自分を見るようになってからだ。
僕は自分を恥じて、これからは「正の力」で生きていこう、と心を改めた。
一人で生きているわけじゃない。人に感謝し、人に喜んでもらおう。
≪感想≫
いかがでしたか?
お笑い好きな僕は、「ボキャブラ天国」を毎週欠かさず観ていました。
そこで、彗星のごとく現れたコンビが「松本ハウス」で、
今回、二人で書いているんですが、病気を患ったのは、
表紙の坊主頭のハウス加賀谷さんです。
当時は「アホキャラ」とでも言いましょうか、
キャイーンのウドちゃんのような感じのキャラで
出ていたのを覚えています。
そんな加賀谷さんが裏でこんなに病気と
闘っていたとは思いもよらなかったです。
元気そうに見えても、アホっぽく演じていても
人それぞれ、病気や苦悩というものを
持っているのだと改めて感じた作品でした。
ケガは見た目で分かります。
内科的な病気も数値などで表され、
どのくらい良くなった、悪くなったというのが分かります。
ただ、「精神的な病」はなかなか判断できない部分があり、
「元気がない」「やる気がない」ぐらいにしか
周りからも思われず、当事者は本当に悩み苦しむんだと思います。
ちょっとしたきっかけや何気ない一言で
人間は元気にもなり、病気にもなります。
今回、本書を読んで、「統合失調症」(昔は精神分裂病)の
生(なま)の苦しさが少し理解できたように思います。
メンタルヘルスマネジメントという資格を
一応持っていますが、社員や周りの人たちの
メンタルケアがこの情報があふれている現代においては
重要視されるでしょう。
「お笑い」と「精神的な病」という対極的な
構図が本書でより苦しさとして湧き上がる。
そして、治すというモチベーションもやはり
「笑い」というところにあるだと思いました。
«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»
◆ 一歩ずつでも半歩ずつでも、前を向いて、笑いながら歩いていこうと思う。
≪最後に一言≫
★ 精神科の病院にも何度も営業で行く機会があったけど、
雰囲気は独特だったと・・・
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統合失調症がやってきた/イースト・プレス
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最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>
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