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おばあちゃんが、ぼけた。 (よりみちパン!セ)/イースト・プレス
¥1,296Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
職業柄、タイトルに惹かれて購入しました^^

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

混沌をおそれず、この1冊でぼけを丸ごと学ぼう!
「ぼけの可笑しさ、不思議さ、怖さ、美しさを通して、
私たちは人間といういのちの限りない深みに触れるのです」。

≪気になる部分の抜粋≫
●「食べる」「出す(排泄)」「眠る」。「おぎゃ~」と生まれて死ぬまでに
 毎日繰り返す行為。その繰り返しが大切なんだ。無意識に行っている
 ことほど、生きることに直結している。意識しないとできないことは実は
 どうでもいいことなのさ、そうたかをくくってみるのも悪くない。

●「障害」を抱えたお年寄りたちは介護を必要としている。
 「介護」=「いいこと」と考えがちだ。それを証拠に
 「福祉の仕事をしている」とか「老人介護をしている」とか言うと、
 世間の人は必ず誉めてくれる。「偉いわね」「優しいのね」と。
 だから福祉の仕事をしている人は「いいこと」をしていると
 錯覚するんだ。それは怖いことだ。
 だって「いいこと」は、否定したり疑ったりすることがないからね。

●「ぼけ」ることが素晴らしいなんて思わない。素晴らしいと思えることは
 人はたとえ「ぼけ」でも一生懸命生きるということ。そのことを認めない
 社会をぼくたちは望まない。どんな人だって「必要のない人」などいない。
 ひとりひとりの存在が認められてこそ社会は構成される。
 人は社会を創り、その社会から人は創られる。
 「ぼけ」ても安心な創りたい、とぼくは思っています。

≪感想≫
いかがでしたか?

介護施設の現場レベルで従事されている方が書かれていたので、
とても面白く、考えさせられながら読みました。

実在の方をイメージしながら書かれていると思うので、
僕の経験の中でも類似した利用者様がいたなぁ~と
感慨にふけりながら読み進めることもできました。

抜粋部分は僕がハッとした部分であり、
真面目な部分を抜き出しました。
本書のほとんどが著者が関わったケースを
元にどういう対応をしたのか?
どういう心境だったのか?
ドキュメンタリーを読んでいる感覚です。

僕も読みながらいろいろな利用者様を
思い出しました。

・いつも「死にたい」と口にしながらも
避難訓練で火災報知機がなった途端、
即ナースコールを押し、「火事か?早く起こして!」
と言われたおばあちゃん。
やはり死にたいというのは本音ではなく、
淋しいとかの気持ちの裏返しなんだなぁって・・・

・入れ替わり立ち代わり施設に入居している
おばあちゃんを自分の部屋に誘うおじいちゃん・・・
80歳超えているのに元気なもんやし、
着いていくおばあちゃんもいたなぁ(笑)$

・「あんたのアソコを一度でいいから見てみたい」
と懇願するおばあちゃん・・・
当時86歳ぐらいだったので、
僕は「90歳になったら見せてあげるドキドキ」と
長生きすることに気持ちをシフトさせました。
パンツだけはチラッとみせて(笑)

書き出せばキリがないですが、
僕もいろいろなお年寄りを見ているもんだと
改めて、思い出しました^^

介護に仕事をしている方はもちろんですが、
していない人も楽しいながら
人ってなんだ?生きるってなんだ?を
気づかせてくれる作品です!

«1Book 1Action (この本から1つ実践すること)»

◆ 自分の要介護高齢者への関わり方を振り返る。

≪最後に一言≫

★ 僕は将来、ボケるのか・・・

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おばあちゃんが、ぼけた。 (よりみちパン!セ)/イースト・プレス
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最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>