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自分でやった方が早い病 (星海社新書)/講談社
¥886Amazon.co.jp

≪読むきっかけ≫
職場の同僚が読んでいるみたいで、
ちょくちょくこの本のタイトルを口にするので、
読んでみました!

≪簡単な内容紹介(アマゾン参考)≫

「まわりの人への任せ方がわからない」「いい仕事があがってこないから任せたくない」「教える時間がないから自分でやる」―。これが「自分でやった方が早い」という病。病が悪化すると、待っているのは“孤独な成功者”姿。「お金はあるが、つねに忙しくて、まわりに人がいない」「仕事の成功を一緒に喜ぶ仲間がいない」。

≪気になる部分の抜粋≫
●「任せる」に関する3つの大きな勘違い
 ①「任せる」は失敗が前提
 ②「任せる」は「丸投げ」ではない
 ③他人に任せても楽にはならない
 「任せる」ことは、仕事も増えるし、イライラもする。時間もかかるので、
 何1ついいことがないと思うかもしれませんが、それは違います。
 未来があります。人が育って、チームや組織にノウハウが溜まります。
 あなたは、1つ上の仕事ができるようになります。
 人として成長することができるのです。
 ただ、それは簡単なことではありません。
 1年や2年でできることではないのです。
 そのことを前提に考えないと、ストレスだけが溜まってしまいます。

●「自分でやった方が早い病」の人は、他人に文句ばかりを
 言っている人です。それは、自分はできていると思っている
 からこそ、他人に矢印を向けているわけです。
 自分の欠点や至らなさに気づいていないことが
 この病の人の特徴です。器の大きな人間とは、
 人の欠点や至らなさを許して、認め、受け入れられる人のこと。
 そうなるためには、まず自分の欠点や至らなさに気づくことが大事なのです。

≪感想≫
いかがでしたか?

「自分でやった方が早い」という思考には大きくわけて2つあると
本書の冒頭に書かれています。

ひとつは、まわりより自分がデキてしまうから、
自分でやった方が早い。

もうひとつは、相手に悪いし、お願いが下手だから、
自分でやった方が早い。

僕には、どちらの要素もありますね・・・

前者は僕の従事している介護業界でもあります。
車椅子に乗っている高齢者がいます。
食堂からお部屋まで、時間がかかっても
自力で車椅子をこいで帰られる方がいたとしても、
介護スタッフが、シューっと車椅子を
押してあげて、お部屋に帰って頂く。

このケースはいろいろな考え方がありますし、
背景をきちんと書かないと正解が出ないですが、
その方の残っている能力を使わずして、
日常業務を早くこなす(終わらせる)ことに
重点を置いて、その高齢者に自力で帰って頂くより
介護スタッフが押す方が早く済むという感じです。

これはすべての動作において、
自立支援という自分でできる能力を
衰えさせてしまうという危険が潜んでいます。

冒頭の文章を読んで、
自分が新人さんより仕事が出来るから、
自分でやった方が早くできるというより先に
職業病でしょうか、この介護の現場のことが
頭に浮かびました。

僕の性格上では、後者の
相手に悪いと考えてしまう、
いわゆる「お願い下手」なんですよ。

今、仕事で引き継ぎ業務をしているのですが、
その相手さんが、少しゆっくりされる方で
テンパっているときは、心の中で「あ~もう~」って
思いますし、自分が慣れている部分は自分がやった方が
明らかに早いのですが、そこをしてしまうと
その方のためにならないし、
後々、自分がやってしまった業務を引き継ぎ者が
やるときにわからないので、また僕に聞きに来ることに
なるので、僕の手は止まりますよね^^;

「自分でやった方が早い」と
部下に仕事を任せられないとか、
せっかちな性格とか、短気な性格とか、
そういう方は一度、読まれてはいかがでしょうか?^^

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◆ 「押し」と「引き」で上手に任せる

≪最後に一言≫

★ 「自分がやりたくない」を振ってくるヤバい
   ↑嫌な奴やなぁ~

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自分でやった方が早い病 (星海社新書)/講談社
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最後までお読み下さり、ありがとうございます<(_ _)>